第181章 笑い話になる

「松山社長、もう一度確認していただけませんか。和樹様はいったいいくら寄付されたんです?」

工藤達央は松山社長を見据えたまま言った。

「俺は1,000万寄付した。和樹様も1,000万……こんな偶然、出来すぎでしょう」

「俺は疑ってます。和樹様、そもそも1,000万なんて寄付してない。俺の名を使って、なりすましたんじゃないですか?」

松山社長はその言葉を聞いた瞬間、顔を引きつらせた。

――薄々、同じ疑念はあった。だが勝手に調べれば、もし何か出たとき、藤原和樹を真正面から敵に回す。

この件は、本人の了承なしに動ける話じゃない。松山社長に独断で決める権限などないのだ。

工藤達央は鼻で笑...

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